農業共済新聞記事バックナンバー
「手作りみその魅力広めたい」
【加美町】「無添加のおいしいみそ造りがとても楽しい」と話すのは、加美町の「小野田ふるさとの味研究会」会長・早坂信江さん。同会は自宅用や直売用のみそを仕込むほか、食育活動として小学校にみそ造り体験を提供し、地産地消に取り組んでいる。
同会は1988年に結成。現在会員54人で構成され、自宅用みそのほか、同町の直売所「やくらい土産センター」で販売。センター内食堂の「こうじ味噌ラーメン」にも使用されている。
同会は12グループに分かれ、自宅用や直売用とそれぞれの目的に合わせて活動。主に12月から3月にかけて仕込み、自家産や地域産の米や大豆など材料を会員の家庭から持ち込む。
早坂さんは「以前はみそ造りを委託していたが、近所の人が自分で造っていると聞いて、自家産の米と大豆を使って造ってみたいと思った」と15年ほど前に同会に参加した。
早坂さんが所属するグループ「清友会」では、毎年1月と3月に仕込む。1回の仕込みは約5日間。10カ月ほどかけて熟成する。
「自宅用を毎年100㌔ほど仕込むが、友達や親戚にあげるほうが多いかも」と早坂さんは話す。
同会では小野田地区の各小学校に出向き、食育活動としてみそ造り体験を提供。今年は1月20日に、東小野田小学校で昨年2月に児童たちが仕込んだみそを開封した。5年生の児童たちは「すごくいいにおい。みそおにぎりが食べたい」と、それぞれの家庭に持ち帰るため自分たちの手で袋詰めをした。児童たちが造ったみそは学校給食にも使われるという。早坂さんは「無添加で安全・安心なみそを食べられる幸せを、これからも大切にしながら楽しんで造っていきたい」と話す。(伊藤健太郎)

