農業共済新聞記事バックナンバー

「園芸の魅力を伝えたい」

【仙台市】「新しいことに挑戦し園芸ファンを増やしていきたい」と話すのは、仙台市太白区坪沼で「グリーンハウスみやま」を営む後藤和人さん(42)。花苗や鉢花などを数多く生産・販売するほか、近年は多肉植物に着目し、急須や湯飲みなどに寄せ植えしたアレンジメント販売を新たに初め、園芸の魅力発信に注力する

後藤さんは両親と共に150坪の鉄骨ハウス1棟、30坪のパイプハウス5棟、150坪の露地を管理。ゼラニウムやバラ苗といった花苗・鉢花のほか、野菜苗、果物苗など多品目多品種を栽培・販売している。
 生産直売が強みで、「鮮度の良い苗の提供が可能なうえ、自社の店舗は国道286号線沿いに面しているので、直接対面で植物の特徴を説明することができる」と後藤さん。栽培に関するアドバイスが可能な魅力的な空間をつくりだしている。
 商品は市内の観光施設「秋保ヴィレッジアグリエの森」でも販売している。後藤さんは「ここで購入したお客さんにも、『花についてもっと知りたい』『もっと違う種類が見たい』と思ってもらって、店舗に誘致するといった相乗効果を期待している」と話す。
 近年は、メインシーズンが無くて比較的育てやすい多肉植物に注力。雑貨感覚で購入する顧客が多いといい、「多肉植物の新企画として、市内の茶製造販会社とタッグを組んで、利用しなくなった急須を鉢に見立てた寄せ植え商品を秋保ヴィレッジで販売している」と後藤さん。リサイクルはSDGs達成に必要不可欠と考え、積極的に取り組む。
 後藤さんは仙台市農業園芸センターなどで催される販売イベントに出店するほか、インターネット販売も行い、新規顧客の獲得を図る。
 「新型コロナウイルスの影響でおうち時間が見直され、園芸の需要が高まりを見せた」と話す後藤さん。「時流に乗り、新しいことに挑戦し、園芸の魅力や楽しさをいろんな人に伝えたい。ファンを増やしていけるように頑張りたい」と目標を掲げる。(後藤)

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