農業共済新聞記事バックナンバー

「昔ながらの味」

【加美町】手作りおはぎを製造・販売している加美町小野田城内「姉さんひろば(代表・清野仁子(せいの ひろこ)さん=72歳)」は、2011年9月、上区城内集落営農組合の女性5人で設立。昔から地域で食されてきた味を大切にして、地域の活性化を目指している。

姉さんひろばは、「地域に何か貢献できないか」と考えていた清野さんらが、上区城内集落営農組合の有志団体から「地元の素材を使った商品を販売してほしい」と依頼されたことをきっかけに、おはぎの製造・販売を始めた。
 おはぎについてメンバーは「地域の先輩方から指導や助言をいただき、大きさや甘さ加減を試行錯誤して昔ながらの味を再現した。素材を厳選して一つ一つ丁寧に作っている」と話す。 
 素材は、同営農組合で栽培された特別栽培米「みやこがねもち」をはじめ、大豆「ミヤギシロメ」を炒(い)って作ったきな粉、北海道産の小豆「大納言」など。
 「営農組合や地域の人たちの後押しや支えがあり、いままでやってこられた」とメンバー一同は話す。
 おはぎはあんこ、ごま、きな粉、ずんだの4種類で、もち米はあまりつぶさず、食感を残す。水加減も注意し、べたべたにならないよう作る。
 購入者からは「おいしい、懐かしい」と好評でリピーターも多いという。
 「農作業や家事で忙しいこともあるが、各自が健康に気を付けて、これからもおはぎを作り続けたい」とメンバーは笑顔で話す。
▽販売場所=大崎森林組合旧加美支所、3~11月第1、第3日曜日、午前9時30分~午後2時▽清野さん=0229-67-2785(今野)

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